『世紀末オカルト学院』時をかける文明 -流星のブンメー君- "ノストラダムスの鍵"は「壊す」ことなく「守る」ことで未来を救う?

世紀末オカルト学院』を見ていると、マヤの脚や美風のおpp……ではなく、タイトルにもなっているオカルトに目が行き、文明のヘタレ具合も手伝って「タイムリープもの」という作品の特徴を忘れてしまいがちになる。
オカルト大好き少女だったものの、家庭を顧みず研究に没頭する父との離別に一種のトラウマ的感情を持っているマヤ。
世界を変えるために2012年の未来からやってきた文明も、スプーン曲げ少年と持て囃される一方でステージママである母との関係は複雑な様子。
マヤの幼馴染で彼女の影響でオカルトに興味を持った亜美と、マヤにかつてのような笑顔を取り戻してほしいと奔走する亜美の父、茂。自分が生まれるよりもずっと前の出来事に思いのありそうな美風、9話に登場したあかりと、「親子の関係」や「過去に思いを抱えている」キャラクターは非常に多い。
未来と現在、そして繰り返し描かれる過去への思い。そしてタイムリープから考えられる「時間」の絡みについて整理するのは無駄なことではないだろう。

  • 「マヤの未来」と「文明の過去」は変えられる

共に親との関係にトラウマを抱えるマヤと文明だが、これはマヤ(1999)と文明(2012)だから共有できるものだ。文明のトラウマは1999年のブンメー君が今後体験する出来事である。つまり、文明のトラウマはブンメー君を救うことで回避できる。マヤにしても、もう過去は変えることは出来ないが、2012年に彼女が生きている未来は作り出すことが出来るかもしれない。
つまり"ノストラダムスの鍵"は、「マヤの未来」と「文明の過去」を変えること、すなわち「マヤが生き、文明がトラウマを抱えていない2012年の世界」を作り出そうとすることで見つけられる可能性がある。作中の「星の王子様」や「幸せの青い鳥」のモチーフからも連想されるように、"鍵"はすぐ側に、そして見えるものではなく心の中にあるもの=文明のトラウマである可能性は否定できない。

テレビに映るかつての自分の姿を見た後に文明が、「あの頃は良かったなぁ。ホント帰りたいよ……、って帰ってんじゃん!」と言っていることから、1999年7月にはまだトラウマを抱えていない。心に傷を負ったのは、臨死体験で見えた走馬灯つまり、友達と「しし座流星群」を見れなかったことと、その代わりにプラネタリウムに行く約束をした日に仕事を入れられ、平手打ちまで喰らったことが原因になっていると考えられる。
しし座流星群」は毎年11月に観測出来る流星群だ。つまり、文明がトラウマを抱えることになった出来事は、1999年11月頃と考えられる。空から大魔王が降りてくるのは7の月だから、この時点でオカルト学院周囲半径50kmは焦土と化している。

大体この範囲


7の月に大魔王が降りてきて長野県を中心に壊滅的な被害を受けていながらも、文明たち(テレビ局に車で移動しているから恐らく東京近郊に住んでいる人たち)は11月の時点でも、学校に通うなど特別変わらない生活を送っていることになる。また、2012年には滅亡に瀕する人類ではあるが、有効な対策手段を持たないながらも13年は持ちこたえていることから、空から降ってきた宇宙人が即侵攻を開始したというよりは、別の形で地球に到達し徐々にその勢力を強めていったと予測される。
生命誕生の起源に、「生命の起源は他天体で発生した微生物の芽胞が隕石などによって到達したものである」とする「パンスペルミア説」という仮説があり、そこからある種の外部的な陰謀論を導き出す「シードマスター説」というものが存在する。
侵攻してきた宇宙人が隕石に付着した芽胞のような形で地球にやってきたものと考えれば、皆神山の焦土化は隕石の落下によるものと報道され、「落下点にはオカルト学院と呼ばれる怪しい学校があったらしい」というそれこそオカルト的なニュースになり、騒ぎがそれほど大きくなっていなくても不自然とはいえない。

これらを踏まえた上で、"ノストラダムスの鍵"についてもう一度考えてみよう。
未来からやってきた文明は、変革を引き起こす"鍵"を発見し破壊することが目的だ。「鍵」で「破壊」だからモノであると信じ込んでいる。が、果たしてそれは正しいだろうか。考えても見て欲しい。未来から送り込まれる文明の姿は当初、力を請われスカウトされた世界の救世主のように回想されていた。しかしその実情は、イカサマで金を稼ごうとしている所を強引に連行され、無理やり過去に送り込まれたというものだった。そう、未来の人間が言っていることが必ずしも正しいとは言い切れないのだ。考えが正しくないからこそ、あんな未来の惨状を生み出しているともいえる。
つまり、大王の侵攻を防ぐ(未来を変える)ことは、何かを「壊す」のではなく、逆に「守る」ことで成し遂げられるという可能性は否定できない。何かを壊したことで、変わってしまった未来こそ「壊す」べきものだということだ。
そして今まさに壊されそうになっているものがある。それが「学長の家」だ。学院の敷地内にあるとも、また別の場所にあるとも考えられるが*1、日本のピラミッド皆神山にそびえるヴァルトシュタイン学院の全体像は、その形が何か結界を張っているようにも見える。いずれは小学校〜大学までを併設する総合学院となることを目指していることや、「この辺りはまだ使われていない教室」という亜美の言葉から、その校舎は既に完成しているようにも考えられ、学長の家の場所もまた何らかの意味合いを含んでいる可能性は十分あるように思える。



マヤの父、前学長の神代純一郎が残した手帳には、ノストラダムスの予言を阻止する「『鍵』となるものを見つけ破壊することで予言を阻止できることをつきとめた。だがいま、私の連中を好ましく思わない連中が、私の命を狙っている。」と記されていた。"鍵"を追うことで、それをよく思わない反対勢力に殺されてしまったようだ。"鍵"自体が何であるのか特定できたかは不明だが、いくつか施した対抗手段のひとつが学院を中心とした大結界で、それが宇宙人の侵攻を阻止していた可能性は否定できない。"鍵"の確信に迫っていたからではなく、学長、特にその家が妨げになっていたので先遣隊もしくは現地部隊(教頭たち)によって殺害された。その後、主が不在になった家を取り壊し結界を崩壊させ本格的に侵攻するという感じに。
マヤと文明は"鍵"を探し出し破壊するというよりも、上条さんよろしく「宇宙人に侵攻される未来ってんなら、そのふざけた幻想をぶち殺す!」という考えで行動すれば事態は好転するかもしれない。つまり、これからでも防げる身近な変化が自分の未来に与える影響、学院を廃校に導こうと画策し父の家も取り壊そうとして死んでしまっているマヤと、母親関連でトラウマを抱えスプーン曲げ(サイコキネシス)の力も失った文明の同じ2012年の未来は、今何かを「変える(壊す)」ことより、「変えない(守る)」ことによって変えられるかもしれないのだ。

「学長の家を壊さないこと」と「ブンメー君にトラウマを負わせないこと」は、共に2012年の未来にはないことで、1999年の段階で回避可能な出来事だ。これらは、マヤにとっては過去の父との関係修復を、文明にとっては未来での母との良好な関係の継続を意味する。この二つが密接に、そして同時的に"ノストラダムスの鍵"と関わってくることになると面白い。


ここまで仮説。そしてここからも仮説。

  • 変えないことで変えられる未来の可能性

文明のサイコキネシスの力は、友達と遊べない・母親にぶたれるという原因にもなった「流星群」により失われた可能性がある。力を失ったブンメー君は、これまでチヤホヤされてきたのが一変、相手にもされないようになり文明のような落ちこぼれになっていったと考えられる。つまり、ブンメー君を救うには、「見世物にされない」と「流星群を見る」未来を作ることで回避できる。
「見世物にされない」為には、うってつけの場所がある。オカルト学院だ。ここならば、その力に正当な評価をくだせる環境があり、力を失うこともなく、より強大なものに出来るかもしれない。文明は1999年に来る直前の2012年においてオカルト学院の存在を知らない。つまり、ブンメー君もその存在を知らないことになる。ならば、その存在をブンメー君に知らせてあげればいい。「あの頃はよかった」と回顧する文明自身が、もしくは同じようなトラウマを抱えている文明に同情したマヤが入学案内をブンメー君に送るというのは不自然なことではないし、「ふみあきちゃん可愛い」と言う美風が商店街の催しで松代に招待することだってあるかもしれない。「見世物にされない」未来はオカルト学院の存在を知ることで実現できる未来だ。
もう一つ叶えなければならないのが「流星群を見る」未来だ。大王が来るのが7月21日、「しし座流星群」は11月中旬。大王の到来や、それに関連した民衆のオカルト的関心の変化でブンメー君が落ちこぼれたのかとも思ったが、到来後の11月でもブンメー君はイベントに呼ばれているので、その力も人気も失っていないと考えられる。大王が来るのを阻止した後の11月に、ブンメー君に「しし座流星群」を見せる機会を作ることができれば解決できそうだが、これだと何とも気の抜ける展開だ。何よりブンメー君の人気は続いているのだから、これを実現できる可能性は低い。
ブンメー君に「流星群を見る」未来を用意するのは難しいように思える。が、流星群は一つだけじゃない。7月にはペルセウス座流星群がある。ペルセウス座流星群は7月20日ごろ〜8月20日ごろにかけて出現する。大王の降臨が7月21日だから、暦上での時期は合致する。
つまり、大王降臨の前日、7月20日にブンメー君をオカルト学院に招待することができれば、「見世物にされない」と「流星群を見る」未来を同時に叶えられることになる。ここでブンメー君が"ノストラダムスの鍵"を壊すのに一役買えばいい。



一方、マヤの変えられる未来である学長の家の取り壊し問題。学院自体の形や学長の家が結界として機能している可能性は先にも挙げたが、結界でないにしても、その地中に宇宙人の侵攻を防ぐ力を持つオーパーツが埋められていて、このオーパーツが地球の技術では傷一つ付けられず、教頭が他天体から持ち込んだ道具(こちらも同様に地球の技術では壊せない)によってのみ破壊できるようなものだとしたら、それを『「壊す」ことが侵略された未来』『「守る」ことが平穏な未来』に繋がるという、意味の反転がおきる。
このオーパーツ、学長の家だけでなく他の場所にもあったほうが話は後々盛り上がる。
例えば、美風の食堂に置かれている何気ないものが、力を持つオーパーツのひとつだったらどうだろう。教頭がそれをむりやり取り上げ壊し、美風が文明に泣きつくことで事態が明るみになり始める。マヤと文明が事の真相に辿りついたとき、残る一つのオーパーツは学長の家の地中に埋まったものだったとしたら……。そして教頭が、「自分も学長の意思を継ぎ独自に探索をしていた。そのオーパーツこそ破壊すべき"ノストラダムスの鍵"だ」とうそぶいたら……。



7月20日。大王の降臨を明日に控えながらも"ノストラダムスの鍵"の手がかりを一向につかめないマヤと文明。
父が学長の家の解体工事を請け負うことを聞いた亜美は、まだ間に合うから考え直してもいいのではないかと問いかけるが、"鍵"のことで頭がいっぱいのマヤから返ってくるのは気の抜けた返事だけだ。


あろうことかこんな日に、ブンメー君が松代にやってくる。


懐かしい母の車を偶然見かけた文明は、過去にこの街に来たことはなかったはずなのにと感じながらも後を追い、ブンメー君を遠くから見つめ、幸福な頃の自分と母親を写真に収めようと、おもむろにカメラのシャッターを切る。そこに映し出されたのは、2012年からやってきた今の自分と同じ姿。同じスーツを着て誰かと歩いているようだ。「今の自分が13年後の自分の姿なんだから当たり前か」と気にも留めない文明だが、写真には一つだけ違う点があった。一緒に歩いているのは母親ではなくマヤの姿だったのだ。
そんな時美風から、教頭が食堂にやってきて大切にしていた置物を壊していったと相談される文明。美風が言うに教頭は「地球を救うため」だとか「災悪をもたらす」「学長の家にあるのが最後の一つ」と意味不明なことを口にしていたようだった。事の次第を察したマヤと文明はすぐに解体工事中の学長の家に向かう。
工事をするのは亜美の父親である茂。それを手伝うのはスマイルとJK。マヤは亜美からの問いかけを無碍にしたことを悔やむ。しかし、亜美の父ならマヤの言葉にも耳を傾けてくれるだろう。JKがダウジングオーパーツの探し出す。「壊す」というイメージと教頭の嘘助言を信じ、そのオーパーツを壊すようスマイルに頼む文明。しかし、巨大なレンチで叩こうとドリルを向けようとオーパーツには傷一つつけることが出来ない。オーパーツを携帯で写真を撮ると、そこには壊れたオーパーツと荒れ果てた大地が映る。これはノストラダムスの鍵じゃない。
教頭に壊された美風のオーパーツの写真を撮るため、食堂に向かう。しかし食堂に美風は不在で店主がいるだけだった。文明が初めてこの食堂を訪れた時と同様、随分と待たされた後にようやく壊されたオーパーツを持ってくる店主。しかし、これもやはり"ノストラダムスの鍵"ではないようだ。戸惑うマヤと文明。そこに教頭がやってくる。
「昨日ここに来たときに落し物をした」と教頭。店主に言っても埒が明かないと、自分で探すと勝手に厨房へ入り込んでいってしまった。そんな時、店に客が訪れる。


松代にやってきたブンメー君と母親だ。商店街主催の催し物にゲストとして美風が呼んだらしい。ステージも終わり是非にと美風が食堂に連れてきたようだ。
未来の自分の姿を見られるわけにはいかない文明は慌てて机の下に隠れようとして梢とぶつかる。衝撃で眼鏡を落とした梢は「めがね〜。めがね〜。」といつものご様子。目の前にいるのがブンメー君だとは気付かなかったようだ。勝手に厨房に入られた店主はこれまでの様子が嘘のように激昂し、教頭は追い出されてしまった。戦々恐々と奥の様子を気にかけながら、「学長の家で見つかったオーパーツは自分が責任をもって処分するので自分に渡して欲しい」と言うが、そんな言葉を信じるマヤではない。
一方、連れてこられた店で何やら訳の分からぬ騒ぎが起きていて機嫌を損ねた様子のブンメー君だったが、美風が注文を取りに行くと、鼻の下を伸ばしすっかりご機嫌な様子で新作メニューのオムカレーを注文する。
机の下にいる文明は、先ほど撮った自分(ブンメー君)の写真の様子がおかしかったことに気付き、マヤに報告する。「ちゃんと映るってことはあんたが"ノストラダムスの鍵"だってことなの?」マヤの携帯で文明を撮っても、焦土に佇む文明の姿が写るだけだった。「あんたの携帯落として壊れたんじゃないの」とマヤに言われ落ち込む文明。


しばらくして、オムカレーがブンメー君のもとに運ばれる。こずえはようやく眼鏡をみつけブンメー君が店に来ていることに気付く。「お〜!天才スプーン曲げ少年ブンメー君じゃないですか。マヤさん携帯貸してください。写真撮ってもらいましょうよ。」ちゃんと名前を呼ばれず不機嫌そうな顔を浮かべるブンメー君だが、母に促され写真に収まる。そこに写ったのは、文明の姿だ。怪訝な表情を浮かべるマヤ。そのとき教頭の様子が急変し、「そのスプーンは私が落としたものだから今すぐ返せ」とブンメー君に迫る。このスプーンが宇宙人側の鍵らしい。食堂でいつも使っているものだと美風がたしなめても、教頭の耳には届かない。無理やり取り上げようと手を挙げた瞬間、それを遮り美風が言う、「そうだ。さっきは忙しくてステージを見られなかったから、そのスプーン曲げて見せてくれない?お願いふみあきちゃん」それを聞いた教頭は血眼を広げ「そいつをよこせ小僧」と、ブンメー君の手を掴む。万事休すかと思われたとき、


「曲げろ!ふみあき!!」


マヤの声が響く。「ふみあき」と呼んだ二人に曲げろと言われたブンメー君は教頭の手を振り払い、なんなりとスプーン状のオーパーツを曲げる。
食堂には教頭の阿鼻叫喚と、美風の歓声が響く。


上機嫌で店を出るブンメー君と母親。それを見送るのは美風。文明と、事情を知らない他のメンバーは今目にしたものが何だったのかさっぱり分からないという表情。
泣き崩れる教頭から何とか聞き取れた言葉から察するに、彼女は宇宙人による侵略を推進する過激派カルト集団の一員でただの人間ということらしかったが、その内情は詳しくは分からなかった。大声で呪文のようなものを泣き叫びながらどこかに走り去ってしまったからだ。オカルトって怖い。


店を出ると空はすっかり暗くなり、満点の星空をたたえていた。
子刻を迎え、恐怖の大王が地球に降り立つ7月21日が今日になる。「この時代の俺自身が"ノストラダムスの鍵"だったってことか……。でも、本当にこれで未来は変わったのか」何もしていない文明は自信がない。「何か写真を撮ってみれば分かるんじゃない」亡き父が自分を守ってくれていたことを知ったマヤは、全てを悟った表情で斜面に寝そべったマヤが言う。
文明が撮った画面には、今と変わらない松代の豊かな自然と星空が映し出された。歓喜の表情を浮かべ画面を見る文明に、マヤは呆れた視線を向ける。そのとき後ろからこずえの声が聞こえる。
「ウホホー、見てくださいマヤさん。流れ星ですよ!」


ブンメー君も帰路の車中で同じ星空を見ている。彼の手に握られているのは、オカルト学院中等部の入学案内。


書いてるうちにノリノリになってしまったので長くなっちゃった。てへぺろ(・ω<)
学長の家そのものが"鍵"だとしたら、「地球の未来」と「父との思い出(過去)」を失うわけにはいかないと感じたマヤが、教頭の乗ったブルドーザーの前に立ちはだかるような熱い展開も考えられる。
マヤと文明二人の「変えないことで未来を変える」要素はだいたい話に絡め、これまでの伏線っぽいものも一応は回収できると思う。このとき見た流星群はペルセウス座流星群と考えてもいいし、シードマスター説のように隕石の形でやってきた恐怖の大王(宇宙人)が、侵攻かなわず星屑と化したと考えるのもいいだろう。
もし、学校付近でオカルト現象が起こるのが、学長の遺した家や結界、オーパーツによるものだとしたら、マヤにとってそれを残すことは父を受け入れることになる。
この後、臨死体験装置なりを改造して文明が未来に戻るエピソードを挟むなら、曲げられたスプーン状のオーパーツが特別な力を持つということにも出来る。
未来を変えたということは、文明を過去に送り込んだ組織もあのような形では存在しないことになるだろう。変わった未来で組織のメンバーは一体何をしているのか。それがムー編集部なら最高にクール。スーパーテクノロジーを駆使し文明を過去に送り込んだ組織のメンバーの正体は、宇宙人に侵略された未来で秘密裏に活動していたムー編集部員たちだったのだ!な、なんだってぇ?


アニメノチカラ枠で放送された「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「閃光のナイトレイド」のことを考えると、この後にCパート的要素が入ることは十分考えられる。描くなら平和な2012年の姿になるだろう。
この作品はパラレルワールドではなく、現在と未来の関係は地続きの関係だ。つまり平和になった2012年の未来から、文明は一瞬(1999年に飛んでいた期間)消えていることになる。1999年から戻った文明は、改変された未来を知らず2012年の自分が何をしているのか分からない。
過去から帰ってきた文明はもちろん全裸。それを待つのは彼より年上になったマヤ。そんな文明に「おかえり」とマヤが言ってくれれば、彼の苦労も報われることだろう。変わった未来での変わらない関係。
そういえば、2012年の美風はどうなっているんだろう。なんとも年齢不詳な外見だけど、13年経っても容姿はそのまま?それとも……。女性はオカルト……。


このエントリーはフィクションです。
書いてる本人が訳分からなくなってる、そもそも何きっかけで書き始めようと思ったのか、長いなどの摩訶不思議は
決して実際に存在しません。
あなたがそれを信じない限りは・・・・・

*1:2話の描写から学院内にあると考えるほうが自然か。